自国開催枠の是非
一方、「ZETA DIVISION」の敗戦を受けて“開催国枠”にまつわる議論が展開されていました。
たとえばスポーツでは、「FIFAワールドカップ」や「オリンピック」の一部種目でホスト国が優先的に出場する場合が多く見られます。
自国チームの試合を担保することでライト層の呼び込みが見込めるため、興行的な観点から採用しているのでしょう。
ところが『VALORANT』の世界大会では、“開催国枠”が用意されていません。
というのも、昨年までの地域予選は国別で行われていたケースが多く、日本は「1枠」(2021 VCT – Masters Stage 3は2枠)が担保されていました。
しかし、今年はリージョン別のリーグが予選扱いになったため、「VCT Masters Tokyo」に日本チームが出場できない可能性が最初から存在していたのです。
その一方で、リーグに加盟していない中国チームは独自に「2枠」が与えられることに。
それらを踏まえた上で、コミュニティからは、
「日本で開催するのに日本枠がないのはマジでおかしいと思います」
「VCT Masters Tokyoで日本チームいないって、なんか虚しいな…。せめて開催国枠みたいなの欲しかった」
といった声が続出しています。
なお、そういった意見に対しては、
「開催国枠とかいう選手に対するリスペクトの欠片もないワードがトレンド入りしてて草も生えない」
「リージョンでの枠数でも議論があるのは置いておいて、勝ったチームだけが駒を進められるというのは競技性を維持するためにも大事なのかなと思った」
などと冷静な声も見られていました。
賛否集まる「VCT Masters Tokyo」ですが、日本チーム不在を受けてどういった興行を展開していくのか注目が集まります。
関連リンク YouTube「2023 VCT Pacific - Playoffs Day 3」(ZETA DIVISIONの試合は4:25:00頃から)