活動休止や訴訟に発展するケースが相次ぐなど、大きな問題となりつつあるストリーマーやVTuberへの誹謗中傷。
これについて、国内トップストリーマー・加藤純一さんが自身の意見を発信しました。

加藤純一「俺(ストリーマー)たちが優しいから…」
発端は、5月28日にTwitch上で行った生配信。

そこで加藤純一さんは、先日報じられた「にじさんじ」運営会社である「ANYCOLOR株式会社」が所属VTuberへの権利侵害者と300万円超えの損害賠償金で示談を成立させた件に触れます。
これに関連して視聴者から「なんでV(Tuber)だけ金取れるんだ?」と問われた加藤純一さん。
すると、「いや、やってないからじゃない?」「俺(ストリーマー)たちが優しいからやってないだけでさ、やったらVだけじゃなくてみんな取れるだろ」と持論を展開するのでした。
たしかにストリーマーの中には個人で活動している人も多く、さまざまな理由から誹謗中傷コメントと取り合わずに放置している人も。
加藤純一さんも、ある程度の悪口や荒らし行為も一つのコンテンツとして受け入れる姿勢を見せている印象です。
一方で、プロゲーミングチーム「ZETA DIVISION」に所属する人気ストリーマー・関優太さんが誹謗中傷問題に対して何らかの措置を行っていると仄めかすなど、各企業が対応策を徹底化させる動きが見受けられています。
しかしながら、すべての誹謗中傷コメントを駆逐するのは難しいでしょう。
そのため、情報開示請求および損害賠償請求をアピールすることで抑止力に繋げることが一つの対応策になっていると言えます。
とはいえ、仮に多額の賠償金を得たとしても、被害者が受けた心の傷が癒えるとは限りません。
もちろん、ある程度の覚悟を持って活動するのが前提かもしれませんが、それを盾に好き勝手コメントするのが視聴者のあるべき姿と言えるでしょうか?
誹謗中傷コメントの根絶は無理難題かもしれませんが、少しでもストリーマーやVTuberが活動しやすい環境が整うことを願うばかりです。
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